毛越寺は40分程度でまわり、10:00前には青森に向かいました。

湖・・・?

これは・・・噂の十和田湖です!

素直にキレイ!十和田湖に時間を取っておかなかったことを後悔しましたが、
それよりも直後に通った奥入瀬(おいらせ)渓流周辺の美しさに感動しました。あいにくの雨で走っている車の中からしか写真を取れずぶれてしまいましたが・・・。

なによりなんだかとてもいい香りがしました。これが森林効果なのか!

雨で車から降りられなかったのが残念でしたが、雨に濡れていたからこその景色、香りだったのかもしれません。
短時間でしたが、とにかくとても癒やされました。

さて次は、いよいよイタリアンビュッフェのオルトラーナでランチです。

観光

10/3の朝は、前日の中尊寺に続いて、毛越寺に行ってきました。こちらも世界遺産です。850年建立なのですごい歴史です。昔の本堂自体は遺っていないのですが、極楽浄土を模した庭園が有名です。もともとは中尊寺が一番の目当てで、毛越寺は近いからついでに・・・くらいの気持ちでしたが、こちらの方が楽しかったかもしれません。坂道を登らなくてもいいし、見どころの数が適度で忙しくなく、造り込んだ美しい庭園というのとは違いますが、茶色がかった素朴な緑が落ち着きます。パワースポットというのも納得。紅葉しかけたくらいでハイシーズンから少しずれていたので人が少なかったのもよかったのかもしれません。

コースとしては池の周りをぐるっと回り、ちょこちょこある遺構や建物を見て終わりです。ガイドブック通り40分程度いましたが、いい時間を過ごせました。できればもうすこしゆっくりしたかったですが時間に余裕がなく、ちょっと急ぎ目に回りました。

百聞は一見にしかずなので写真でご紹介していきます。

まず駐車場。土産物屋がずらりと並んでいた中尊寺と違い、寂し目。ネットで「中尊寺の駐車場で毛越寺の駐車場の100円引き券をもらえる」という情報を得ていたので、昨日の中尊寺の駐車券を探し回っていると、駐車場の方から「ないと思いますよ。その割引は3年位前になくなったんです・・・」。なんと!実は朝からずっと探していました。情弱の検索休むに似たり。

お参りする本堂はあります。1989年建立なのでごく新しい建物です。

浄土庭園はこちらから。まず広大な池と山と木々。いきなりメインです。

池の左側には畑が。「ねぎ畑!」と叫んでしまったのですがあやめでした・・・。そういえば梅雨の時期にはあやめ祭りがあるのでした。

遣水の音がよかったです。さらっと書いてありますが貴重なものみたいです。

素敵な古民家のようなものが見えましたが、常行堂というお堂でした。ご本尊は阿弥陀様だそうです。1732年に再建されたものとのこと。

常行堂にはお守りやちょっとしたお土産も売っていました。毛越寺でお守りを見たのは、ここと、山門近くでした。常行堂の方は1000円で「俳聖かるた」が売っていて気になりました。Amazonでは買えないそうです。ご当地感がそそりますし、勉強にもなりそう。「芭蕉・去来・蕪村・一茶、4人の俳句と素朴なイラストによるかるたです。全国でも、この4人にゆかりの施設などでしか手に入らないかるたです。」とのこと。

http://www.issakinenkan.com/museumgoods/%E4%BF%B3%E8%81%96%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%9F/

なにげに常行堂をお参りした後の横から見た池が素敵でした。水面の白いマーブリング模様がよいのですが、油ではないと信じたいです。

紅葉的には惜しい季節。

こちらがよくガイドブックにのっている風景ですね。カメラスポットだと思います。色が鮮やかに加工されている写真が多いですが、曇天だったこともあり、実際にはこのように落ち着いた感じでした。

州浜にはカルガモがたくさん!かわいい!

山門の近くに戻るとまたお守りを売っているところがありました。常行堂とは商品のラインナップが少し異なり、南部風鈴が販売されていましたが、とても涼し気な音色で思わず購入。1100円です。そういえば子供の頃、夜店のくじびきで当たった南部風鈴もどきを持っていて、音色を非常に気にいっていました。見た目でいったらガラスがいいのですが、音色は鉄器が一番だと思いました。その後、どうしてもガラスでないのがほしくて岡山で備前焼きの風鈴も買いましたが、ガラスよりは落ち着いた音でも鉄器にはかなわず。いつか鉄器のを買い直したいと思っていたのです。パワースポットで購入できたので嬉しい限り。

購入時には「南部風鈴と書いてあるんですけど南部鉄器ではないんです。よろしいですか。南部と書いてあったら南部鉄器と思うじゃないですか。私もそう思ってたんですけど、違うらしくて・・・」と言われました。岩手の方ってこの方に限らず、商売っ気がないというか、丁寧で親切で雰囲気が柔らかい方が多い気がします。なんとなく、電話を自分から切れず長くなってしまう人のイメージ。

風鈴の素材については音色が気に入っただけだったので問題ありませんでしたが、その後大沢温泉で「本物の南部鉄器」のフクロウというかミミズクの風鈴が売っていたので(わざわざ店員さんに確認)、こちらもプレゼント用に買ってしまいました。1300円くらい。見た目はかわいい。毛越寺の風鈴より厚手でかなり重いです。しかし自宅で音色を聴き比べてみると、毛越寺の南部鉄器でない南部風鈴の方が音の中に静けさがあり、素敵でした。

マンションのベランダにぶら下げるのは気がひけるので、あまり閉めない部屋のドアに毛越寺の風鈴をつけておきましたが、たまにドアを閉めるとチリーンと音がなり心が洗われます。わざと何度もドアを開け閉めしてしまったり・・・。

さて、毛越寺の後は青森、奥入瀬渓谷のオルトラーナという人気のイタリアンレストランでランチをするつもりだったので先を急ぎます。

観光

初日に行ったのは中尊寺。金箔や螺鈿を贅沢に使った有名な金色堂がある世界遺産です。静岡から岩手県平泉まで行ったので到着したのは16時10分前で終了は17時までなのでぎりぎりです。

駐車場は第1、第2、坂の上があり、坂の上駐車場が(入り口でなく)本堂までの距離は500mほどと近いのですが、急な坂道だということなので無難に2番めに近い第1へ。400円です。入り口は県道300号線沿いなので簡単に見つかりました。ちなみに第2も同じ県道300号線沿いですが混んでいなかったからか閉鎖されていました。

駐車場のすぐ近くの「本堂まで●m」という看板通りに進みましたが急な坂で運動不足の身にはすぐにこたえました。最初何もないので不安になりましたがやがて月見坂に合流します。

新設中?の薬師堂の前を通って本堂まで。

本堂はなかなかありがたい感じです。

旧薬師堂もしまっていました。珍しい目にご利益がある薬師堂で「め」と書かれたお守りを買おうと思っていましたが、本堂の札所できいたところ、薬師堂の札所でしか扱っていなかったらしく買えませんでした。

本堂まできても拝観料を払う場所がないので不安になりましたが、料金は金色堂と宝物殿の手前で払います。つまり本堂だけのお参りだったら無料です。私はるるぶについていた500円券を使うためにるるぶで電子チケットを購入済みでしたが、それに物理的なスタンプを押してもらうと、動くスタンプが表示されました。これならITに詳しくなくてもかんたんに押せますね。おもしろいです。以下の画像が交互に表示される。

宝物殿の方が早く閉まるので先に行ってくださいと言われて宝物殿に行くといきなりかなり大きな大仏様が3体。特に阿弥陀様に感動しました。その他に頭上の手に小さな仏様を頂いている千住観音像なども。

金色堂のあるお堂にはなぜか宮沢賢治の詩碑が。「中尊寺七重の舎利の小塔」と書いてあります。宮沢賢治は中尊寺に合祀されているとのこと。宮沢賢治は「中尊寺」という詩も遺しています。

さて一番楽しみにしていた金色堂ですが・・・ガラスで囲われていてなんだか遠い・・・細工やお顔がよく見えない・・・るるぶのほうがよく見えたなぁ・・・ちょっと拍子抜けでした。宝物殿の仏様の方が、お堂の奥にあるのではなく、美術展のように並んでいるのよく見えました。

お守りは金色堂と本堂で少しラインナップが違いましたが、私は金色堂でうちわ型のお守り券ブックマーク「金銅華鬘(こんどうけまん)」500円を購入しました。華鬘(けまん)という仏具を模したもので、仏壇に生花の代わりに飾ることができるということ。

さて1時間ほど中尊寺をみると閉館時間近くになったので、坂道を降りました。

駐車場の周囲には土産店や飲食店がいくつかあります。どぶろくソフト、とうふソフトなどが気になりましたが時間的に終わっていましたし、近所にある岩手名物のお餅のお店「夢乃風」に急ぎます。

観光