昔はドイツに記録をつけて物品を送りたいと思えばEMS(航空小包もありますが、軽い場合はEMSの方が安かったように記憶しています)、安く送りたいと思えば小型包装物でしたが、数年前にできた「国際eパケット」は小型包装物に書留(上限6000円の補償と記録)をつけたもので、安いのに安心です。送れるものは2kg、90サイズまでで小型包装物と同じです。各局や税関、相手宅に届いたことをメールで教えてくれるサービスも無料で利用できます。

郵便局の国際郵便ポータルサイトで会員登録をし、中に入っている物品の名前や数、住所、総重量などをオンラインで入力して、伝票をプリントアウトする必要がありますが、前のデータを使えるので私にとっては手書きより楽です。あとは必要な箇所に日付と署名を手書きで記入し、箱と伝票を郵便局に持っていけば、現金払い、切手払い、切手貼付のいずれかで送れます。時間外窓口からも送れるようです。

国際郵便マイページサービス
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/M010000.do

注意しなければならないのは、集荷はしてもらえないことと、ポータルサイトに半年に1回ログインしないとデータを消されてしまうこと、伝票を入れる専用のパウチを自分で箱に貼らないといけないことで、パウチは郵便局から送ってもらう必要があります。実店舗の郵便局ではもらえません。ネットで何枚でもまとめて注文でき、無料ですが、届くまでに数日かかるのでご注意ください。私は一度に10枚くらいもらっておきます。

国際郵便は何でもそうですが、郵便局は大きい局で出した方がいいです。小さい局は国際郵便を受けたことがあまりないので、毎回窓口の郵便局員が戸惑って他の局員にやり方を聞いています。質問してもわからないことが多く、こちらが教える形になり、少々不安になります。特に国際eパケットについては知っている局員が少ないようです。

「国際eパケット」は航空便(AIR)で、「国際eパケットライト」はSAL(航空便より少し遅くなるが少し安くなる送り方)ですが、ドイツの場合、書いてあるお届け日数の目安が航空便だと6日、SALだと1周間で1日しか違わないので、SALにしています。EMSは5日となっていますが、早かったこともあれば10日くらいかかったこともあるのであてになりません。特にクリスマスの時期は仕方ないとはいえ、EMSで送っていたときの方が大幅遅延が多かった気がしますし。EMSの方が中身も高級だとみなされて、検査を受けやすいのかなと思ったりしました。

兎にも角にも、国際eパケットライトで送るようにしてから、伝票を書く手間が減り、送料は安くなり、記録が付いて安心になりいいことづくめです。2kgまでの荷物が多い方にはご利用をおすすめします。

ドイツ人の友人にあげたプレゼントのリストをご紹介します。

食べ物は抹茶のお菓子を喜ぶのですが、かつおだしもなるべく食べたくないベジタリアン、乳製品アレルギーなので気を使いました。シンプルな味付けのせんべい類や羊羹、おこし、煎り黒豆、抹茶飴、頼まれたkukaiの緑茶(詳しくはこちらの記事)になりました。

コスメとしては、自分が使ってみてよかったThe Public Organicのシャンプー、トリートメント、ボディソープ、リップクリームを入れました。彼女はパラベンも避けているので、パラベンが入っていない点もGood。動物由来製品を使用していないのもGoodです。ドイツをはじめヨーロッパは日本よりオーガニックコスメが充実していて安いので、ドイツ人が日本製を使う理由はないと思うのですが、彼女に日本のオーガニック製品を所望されたことがあるためです。近年日本でも薬局で高くない値段のオーガニック製品が買えるようになったので、その状況を伝えるためという意味合いもあります。今後はマクロビ系ブランド、リマナチュラルオーガニックのハンドクリームや、米ぬか系のもプレゼントしたいなと思っています。日本酒系コスメもいいなと思いましたが、彼女はアルコールに弱いそうで。

ちなみに私はドイツの保湿クリーム類やボディソープ(ドクターハウシュカなど)が好きで冬は愛用していますが、ドイツが1年中乾燥しているのに比べて、日本は夏は多湿となるので、夏は油分の多いドイツのコスメは重く感じます。夏は日本のコスメを使用しています。また、日本のオーガニックコスメはヨーロッパのに比べると種類も少なく基準もあいまいですが、低刺激、無香料、無添加コスメに関しては日本の方が充実していると思います。ドイツのオーガニックコスメは自然派香料とはいっても香料が多く入っていますし、有効成分が多いのか刺激があることもしばしば。あちらは化粧水というと拭き取り用が主なので、保湿系の化粧水も日本の方がいいですね。

あと、ドイツのオーガニックシャンプーを使ったところギシギシになって数日元に戻らなかったことがあり、自然派でないシャンプーでも似たような目に遭ったことがあるので、シャンプーは日本製にしています。たまたまか、水や髪質のせいかもしれませんが・・・。

これらは80サイズ程度のダンボール箱に詰めて国際eパケットライトで送り、送料は1467gで1860円でした。

kukai緑茶2種 1728円(本人に頼まれたもの)
・水族館ボールペン 500円くらい
・和タオル 濱文様福袋のもの。300円くらい?
・手帳 979円(本人に頼まれたもの)
・よーじやの抹茶あぶらとり紙 420円くらい?(まだパラベンにうるさくなかった頃だと思いますが、よーじやのコスメセットを喜ばれたことがあります)
・かんころ餅 299円(長崎で食べておいしかった記憶があるので)
・ポンおこし 以下のお菓子トータルで1546円(スーパーやわくわく広場で)
・お茶せんべい
・黒こしょうせんべい
・羊羹2個(塩とやぶきた茶)
・抹茶きなこ飴
・煎り黒豆
・国芳江戸猫グラス500円(定価は3,850円。たたき売りされていたのを買いました。)
・クリスマスカード180円
・ザ パブリック オーガニック シャンプー・トリートメント2種とボディソープ2種 330円(最近試して非常によかったオーガニックシャンプー。動物性原料、パラベン不使用など基準が比較的厳しそうなのと、日本製なのにドイツ並みに安いのが新しいと思いました)
・ザ パブリック オーガニック シャンプー・トリートメント1種 350円
・ザ パブリック オーガニック リップクリーム 610円

総額7742円

年に2~3回ドイツ人の友人とプレゼントをやり取りしています。

今まで彼女が日本にきたときにほしがったものや買い込んでいったものはこんなのでした。

・かわいい和風グッズ各種(ちりめんグッズなど)
・当時流行していたスプレーのストッキング
・地下足袋(フランスで流行していたとか。最初「足の股がわかれていて・・・」と一生懸命説明され「五本指ソックス?足袋?」と聞いても「いや外を歩けるんだ。昔の日本人がはいていて・・・」と。)
・緑茶(毎日飲むらしく大量に)
・カメラ(安いらしい)
信楽焼のラジウムイオンボトル(アラジン。信楽に行ったときに見つけて。私も持っていましたが味はたしかにまろやかになります。ただ味のエッジも失われるのでものによってはまずくなります。口が狭くて洗いにくいのが難点でした。)

頼まれたものやあげて喜ばれたものは以下のようなものです。

焼き網(「yakiami」と頼まれました)

・抹茶のお菓子(普通にスーパーで売っているもの。当然のことながらドイツには少ないため。スタバの抹茶フラペチーノも飲みたがりました)
・スーパーステンレス茶こしの急須(こちらの記事に書きました)
富士山の形のグラス

・よーじやのコスメセット(2014年よーじやお歳暮ギフトA(2548円+送料540円=3088円)(セット内容/あぶらとり紙、丸手鏡(小・朱)、ミニガーゼタオル手鏡(ピンク)、ローションティッシュ4個入、紙せっけん洗顔用、まゆごもりはんどくりーむ10g、化粧箱(ピンク)、千社札))

そして今年はkukaiの緑茶の他(こちらの記事に書きました)に「A6サイズの猫柄か和柄の手帳」を頼まれました。ドイツにはこのようなコンパクトなサイズの手帳があまりないそうで。

早速本屋に出かけると、ペイジェムのマンハッタナーズシリーズに心を奪われ即決!A6より縦横が1cmほど違う縦長(スリム)でしたがOKが出たので。

一見洋風ですが、「ユニクロ」と書いてある箇所に日本らしさが出ているかなと。

あげるのが楽しみです。

ドイツ人の友人とクリスマスと誕生日にプレゼントを交換していますが、いつも何を送ったらよいか悩みます。お礼はきますが、個々のプレゼントへのコメントは必ずしもないので、喜ばれたのか、がっかりされたのかわかりません。

が、先日はおしゃれなこだわりの緑茶屋L’atelier du thé KUKAI(ラトゥリエ・ド・テ・クウカイ)で試飲した水出し緑茶があまりにおいしかったので、ドイツ人の友人に送ったところ「Sehr sehr lecker!!!!!」(very very delicious)と大ヒットだったのでご紹介。クリスマスにも送ってくれと頼まれました。

抹茶入り茎茶 Maccha & Kukichaのティーバッグです。

ティーバッグだからと侮るなかれ。
私は普段、生粋の静岡県人からアドバイスをいただいてそれなりにはこだわって選んだ茶葉をローテンションさせていますが、それよりもおいしいです!

普段飲んでいる深蒸し茶は味が濃い感じですが、こちらは軽くてのどごしが良く、しかし物足りなくありません。ちょっと高いですが、自分用にも購入してリピもしています。水出しではなく、普通にお湯でいれています。

ドイツ人の友人は緑茶フリークで、日本に来たときに大量の緑茶を買い込んでいき、私もクリスマスと誕生日には高級なものから普段遣いに適したものまでさまざまな緑茶を送っていますが一番反応がよかったです。

少し前まではあった楽天の通販は舗自体がなくなっていたので静岡県外の人が購入するのは難しくなってしまいましたが・・・磐田市にいく機会のある方はぜひ!

「しっぺい」(犬のご当地キャラクター)の絵が付いているいわた茶飴(抹茶あめ)は、磐田の「お茶のかねまつ」で買いましたが、普通の茶飴と違って本物の抹茶の粉が中央部に入っており、苦味が深くて濃厚な大人のお味です。こちらも試食で感心して買ってしまいました。そのドイツ人は乳製品アレルギーがあるため、和のスイーツがちょうどいいです。

ちなみにそのドイツ人の友人は日本通で緑茶も毎日飲みますが、1年ほど前にかぶせ茶をあげたときに「80度のぬるま湯を使って入れる」と教えたところ、「それは新鮮!」と。知らなかったようです。外国人に緑茶を差し上げるときは注意が必要ですね。

ところで彼女には2,3年前にスーパーステンレス茶こし(SS茶こし)の急須を差し上げたときも「これはとても便利!」と喜ばれました。

この茶こしは感動的で、茶葉が網目に引っかかりにくく、洗うと茶葉がきれいに落ちてくれるのです。柳宗理のパンチングストレーナーのような感じです。私はストレーナーだけでなく排水口にはめるカゴや三角コーナーもすべてこのようなパンチングタイプにしてしまいました。我が家で使っているスーパーステンレス茶こしの急須はもう3代目くらい。母にもプレゼントして喜ばれました。いろいろな人に勧めています。容量もいろいろあり、可愛いデザインもたくさんあるのでおすすめです。