ドイツ・オーストリア旅行の服装【7月下旬】

最も暑く感じたザルツブルク

7月23日~7月30日にドイツ(ライプチヒ)・オーストリア(グラーツ・ザルツブルク)に行ってきました。持っていく服装について迷ったのですが、結果的に正解だったので、以下に書いておきます。

行く1~2週間ほど前までは、ドイツに住む元夫から「半袖を着ているけど少し肌寒いよ。でも日差しは強いからサングラスと帽子は必要」と聞いていたので持っていくのはほとんど長袖シャツにして半袖は予備に1~2枚用意していたのですが、日が近づくにつれ「暑い。日中は半袖だ」というように表現が変わってきました。

ライプチヒの7月、8月の平均気温を調べると平均最高気温24℃/平均最低気温13℃で、グラーツ、ザルツブルクも同じくらい。これは今年の日本の5月半ばくらいです。ちょうど5月半ば頃三保の松原や三島スカイウォークに行ったのですが、そのときの最高最低気温がちょうど同じくらい。薄手の長袖や半袖のニットを着ていて、日中外を歩きまわっていると暑かったですが、クーラーの効いた建物にいるときや夕方以降は寒くて、春物のニットのジャケットに薄手のニットレースのショールを重ねても少し寒いこともありました。

そのときのことを考えると長袖なのですが、「暑い」というのが気になって、直前に半袖を増やし、ほとんど半袖Tシャツにして予備に長袖シャツ1枚、半袖ニット1枚にし、パジャマは長袖2枚半袖1枚にしたのですがこれが正解でした。

1日だけオーストリアで冷房の効いた室内で過ごす日があったので長袖にしましたが、あとは暑くて半袖シャツでした。半袖ニットは着ませんでした。最高温度は毎日33℃くらい。夕方以降は割と涼しかったですが、半袖にスケスケのカーディガンに薄手のニットレースショールくらいでそんなに寒いということはなく。春用のニットジャケットや初夏用のパーカーはあまり使いませんでした。ただ、私が住んでいる静岡も最高は33℃くらいの日が多かったですが、ライプチヒの方がずっと湿度が低いので、そこまで汗をかきませんし、体感的には日本よりはずいぶん涼しくて過ごしやすい印象でした。

服装は例えばこんな感じです。綿のTシャツ、薄くも厚くもないスカート。完全に日本の夏と同じです。旅行中はサンダルではなくシューズ、バッグも旅行用の軽いもの(ジャックゴム)でしたが。そういえば、ドイツの服装は寒色やパンツルックが多く、ひらひらふわふわふわしたフェミニンなものは子供っぽく見られるということなので、色は全体的に抑え、女性らしすぎる格好は避けましたが、この格好で別に浮かなかったと思います。ちなみにスカートを履いているだけで目立つと言うほどスカートが少ないわけではなかったですが、真っ赤なワンピースなどは多少目立つだろうなと思いました。

そこそこの暑さのときのライプチヒ

私達の帰国後、ライプチヒは35℃を超え、ドイツ人の友人からは「(彼女が住む)ノルトライン=ヴェストファーレン州は39℃までいったよ」と。今年の日本も猛暑でしたが、ヨーロッパも熱波が来て異常気象だったようです。

日差しはもともと強い上、日が落ちるのがかなり遅く、日焼け止めを塗ってUVカットのつばの広い帽子(登山用品ブランドのモンベル)をかぶっていましたがばっちり日焼けしました。サングラスもかけました・・・がなぜか気持ち悪くなるので、私だけだんだんかけなくなりました。偏光サングラスはそういうことがあるらしいです。普通のサングラスにすればよかった・・・。

驚いたのは多くのお店やホテルに冷房がないことで、お店に入って寒いということが少なかったです(ライプチヒのバッハ博物館は保存のためか非常に寒い部屋がありました)。室内がムッとしているのでテラス席のほうが涼しいくらいです。ザルツブルクのホテルに夜の12時頃チェックインしたときは、エレベーターで乗り合わせた別のお客さんが
「部屋がサウナみたいになっているから窓を開けたほうがいいよ」と。たしかにクーラーがなくて少々ムッとしていました・・・が扇風機はありました。昼間よりはだいぶ収まっていたと思われ、寝苦しいこともありませんでした。

飛行機は寒いので長袖にしており、羽田に到着したあと「ドイツでは半袖にショールで平気だった。日本はもっと暑いのに今日は長袖なのだから上着はショールだけで十分だろう」とショールだけ持って出たらこれが大間違いで、電車もお店も寒い寒い。日本の方がドイツより寒いことに気づきました。

ドイツのホテルには冷房がなかったので、夜は寝苦しいのではと心配しましたが、夜は結構冷えるので、最初は半袖で寝てもだんだん寒くなって結局長袖に着替えることになりました。毎日長袖でした。

そういえば飛行機はいつでも初冬くらいの寒さなので飛行機に乗るときは冬の格好をしたのですが、帰りのANAだけは椅子の下に暖房がかかっていて(同行者のチョコレートが溶けたそうです)冬の格好では暑かったです。まぁ暑い分には脱げば良いので問題ありませんでしたが・・・。おそらく地上との気温差が少なくなるよう配慮してくれたのだと思います。さすがANA。

ちなみに飛行機ではこのような服装でした。

長袖シャツ・夏用ガウチョパンツ・ユニクロのカシミヤセーター・春用のニットジャケット・初冬用ショートコート・レッグウォーマー・ストッキング・シューズ

これでも行きのオーストリア航空は寒い時間帯があって、さらにショールをかけて、飛行機に用意してあった毛布も使いました。
帰りのANAはセーターとコートとレッグウォーマーを脱いだと思います。

シューズはecco(エコー)のcoolというものです。これは本当に全然疲れません!ロコンドで何足もeccoエコーの靴を注文してその中でこれだけがぴったりでした。ヤクレザーがソフトで、足裏も痛くならないし、防水ですがゴアテックスなので蒸れません。定価は3万円近くするeccoの中でも高額商品でしたが、ロコンドやAmazonのセールをうまく利用して最初は半額、後に8000円台で同じものを購入しました。今は3足目です。私の足は甲薄幅狭ですが大丈夫でした。

ただ、防水ではあるのですが、色が剥げやすいようで、あまり雨の日には履きたくないです。まだ履けるのに見た目だけ割と早めにぼろぼろになってしまって、いま塗り直しを計画中です。

さらに今回は、予備でポルトガルで購入したアルコペディコという靴も持っていきました。これは洗えるし軽いし優秀なのですが、足裏のゴムがやや薄く、長時間歩くと足裏が痛くなってくるのが欠点です。しかし、布のような素材でできているので型崩れも気にならず、軽いので持っていくにはぴったり。柔らかくて足がリラックスするのでスリッパとしても使えます。コンサートに行く可能性があったのでですが、コンサートにシューズは何だと思ったのでパンプス型のアルコペディコを持っていったというわけです。万一雨でエコーがぐしょぐしょになっても使えますし・・・。

結局使いはしませんでしたが!

ポルトガルでアルコペディコを買ったときのレビューはこちら。

アルコペディコの靴(お土産)と陽気なポルトガル人店員

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