アルコペディコの靴(お土産)と陽気なポルトガル人店員


ボリャオン市場の後はポルトガルの靴屋さん「ARCOPEDICO」(アルコペディコ)へ。日本にもネットショップがあります。結論からいうと、ここの靴は想像以上にすばらしかった!eccoやearth顔負け。以下、レビューです。

ポルトガルは靴職人が多いらしく、いい靴が手に入ると聞きました。イギリスやフランスのブランドが労働力の安いポルトガルに靴を発注していたからだそうです。最近は中国にシェアを奪われつつあるようですが。これは、以下のブログなどから仕入れた知識です。
http://ameblo.jp/lyosukehidaka/entry-11085796070.html

市場に手作りの靴があるなどという噂も聞きましたが、ボリャオン市場はごちゃごちゃしていて探す気が起きませんでした。
ポルトガルブランドの靴屋は他にもいろいろあると思うのですが、とりあえず日本でも有名な「ARCOPEDICO」(アルコペディコ)の直営店に行くことにしました。ポルト内ではここにあります。
http://arcopedico.com/index.php?p=lojas&lang=en
住所:Rua Fernandes Tomás, 441, Porto
わかりにくくて一度通りすぎてしまいましたが「A」という看板が目印。

アルコペディコは、坂の多いポルトガルで快適に歩けるように開発された靴だそうです。日本では歩きやすいメッシュの靴やサンダルがテレビで紹介され有名のようですが、

ポルトの店舗には日本にあまりない普通のパンプスやシューズ、スーツに合いそうな紳士靴も揃っていました。革製もあります。
私は本当はショートブーツがほしかったのですが、季節的にありませんでした。日本にはあるのですが。

いろいろなデザインがありましたが、私はとりあえずこのパンプスを買いました。インソール付きで、ナンバー入りの品質保証書も付いていました。私は普段22.5cmですが36サイズがぴったりでした。

お花の飾りは別売り(8ユーロ)で外せます。ポルトガルの母の日が5月の第一日曜日らしいのですが、私はその数日前に行き、母の日セールで55ユーロが20%になりました。割引はレディースだけの模様。靴飾りは日本にもあります。

靴自体は普通のパンプスに見えますが、妙に伸縮性のある布でできています。非常に軽くてつま先が広がっていて歩きやすいです。「lytech」(ライテック)という素材でできていて、なんと洗濯機にかけられるそうな(お湯は30度以下)。
私は普段KALSO EARTH SHOES(カルソーアースシューズ)Solar (ソーラー)というヨガパンプスを履いています。つま先が開いていて全然疲れないので色・素材違いで3足持っていますが、最初はかかとに少々靴ずれがありました。

しかしアルコペディコのパンプスは最初から靴ずれもなかったですし、earthより軽くて涼しくて歩きやすかったです。あと、Earthよりすべりにくい感じがしました。思ったより底が薄く、特にポルトの街では地面のでこぼこが足の裏に伝わってきましたが、このために足で地面をつかむような感覚があるからではないかなと。足袋みたいで体に良さそう。

夫はこの靴を買いました。ものによって靴幅が狭いものあったそうですが、これはよかったと。やはりとても軽いそうです。これも選択可能なLytechでできていますが皮革に見えます。65ユーロ。これは割引になりませんでした。これは靴裏のパターンがあまりに簡単で滑りやすそうに見えましたが、なぜかこれもすべりにくいそうです。

夫は普段は「ecco biom(エコー ビオム)」を履いています(かなり昔に買ったのでネットで見つけられませんでしたがこれのような感じです)。biomも軽いそうですが、アルコペディコのはさらに軽く感じるそうです。ただ、biomよりアルコペディコの方が蒸れると言っていました。biomは穴が空いていますからね。また、夫のbiomは壊れてつま先があいてしまっているのでそのせいもあるかもしれません。

購入した後はアルコペディコ靴をそのまま履いて街歩きをしましたが、あまりによかったので数日後にまた買いに行きました。

私は今度はオーソドックスなメッシュの靴STEPSを買いました。やはり36サイズ。赤と迷いましたが、お花をつけたかったので地味に。花は別売り。35ユーロの20%オフ。私の足は甲が低く、ストラップのあるパンプスでないと脱げてしまうのですが、これは大丈夫でした。ベルファストではサンダルを履くには寒いが普通のパンプスでは暑いというときがあるので、メッシュはちょうどいいのでないかなと。こう見るとカジュアルですが履くと普通のパンプスっぽくなります。

かかとはこれくらい。

これは日本(Amazon jp楽天)やイギリス(Amazon ukなど)でも買えます。ポルトガルにはカーキはなかったんですが・・・・カーキがよかったなあ。

翌日動物園で履き倒しました。砂で白くなりましたが拭けばすぐキレイになります。タコができたのは動物園のせいか、底が薄いせいなのか。あと、小指の爪がひっかかったので爪を切りました。最初に買ったパンプスより幅が狭めにできていると思います。伸縮性のあるメッシュなので気になりませんが。

ちなみに似たようなデザインでかかとが低いのもありましたが(多分New sec。STEPSより安く30ユーロくらいだった)、かかとが高い方が歩きやすいように感じました。またリボン付き(New LadyかStepl?)もなかなかかわいかったのですが、私はスポッと脱げてしまうので無理でした。バレリーナタイプのCindrellaも心もとなかったです。

夫は黒いスエード調の靴を購入。これは茶色い方よりさらに歩きやすかったそうです。クッションがよいそう。99ユーロでしたが即決で購入。夫の靴サイズはいつもは27.5cmでeccoでは43ですが、アルコペディコでも43でした。

ちなみに2回目にアルコペディコに行ったときは英語があまりできない店員さんしかいなかったのですが、いかにもラテン系の陽気な人で、通じなくても全然問題ない感じです。性格が私の友達のコロンビア人に似ています。片言のスペイン語(単語ならべただけ)は少し通じました。
私達が買い物をしていたら犬を連れた男の子の集団がアルコペディコの入り口の前にたむろし始めて、そのうち店員さんと喋ったりしていましたが、うち一人が店内に入ってきて椅子に座ってゲームを始めました。店員さんに「弟さん?」と聞くと「息子」と言っていました。なんかフリーダム。小商店ならわかりますが、まがりなりにもブランドの直営店で。この雰囲気いいなぁ。
というわけで、アルコペディコは、高くないし歩きやすいし、ポルトガルの実店舗なら試着できるし、日本にないバージョンもいっぱいあるし(特にメンズ)、ポルトガル土産にオススメです。

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