海外に引っ越すときは、自分に合った化粧品を持って行くのが大事だと思います。
特に基礎化粧品。
私は日本にいたときから海外の化粧品もよく使っていたので、「どこにだって化粧品くらいあるだろう」と、敏感肌にもかかわらず少ししか基礎化粧品を持って行かず、いざ現地調達しようとして驚きました。
ドラッグストアに保湿用の化粧水がない!!!
欧米では化粧水というと保湿用でなく拭き取り用が主流で、保湿用としてはいきなり乳液を塗るのが普通だったからです。
lotionと書かれているのを購入したら乳液でした。
日本では「ローション」で化粧水ですが、英語ではtonerが化粧水でした。
そしてtonerは拭き取り用ばかり・・・。
そこで乳液を直接肌に塗ってみましたが、
やはり合わない。
表面だけべたべたして中が乾く感じです。
私はなぜか帰国後、化粧水なしで乳液だけの方が毛穴が閉じてちょうどよくなったのですが、
当時はだめでした。
そこでオーガニックストアに行って相談をすると
親切な店主さんが「そういうものはないが、これならある」とローズウォーターをだしてくれたので
それを買ってきました。日本だとローズウォーターは高額ですが、安かったです。
1000円しなかったのではないかと(以下の製品ではありませんが成分は似たようなものだったと思います)。
バラのオイルが入った水のようなもので・・ダマスクローズのとてもとてもいい香りがして水よりは保湿力がありましたが・・・
やはりほとんど水です。プレ化粧水にはいいのですが、化粧水の代わりにはなりません。
困りました。
あとはデパートで日本の化粧品SK-Ⅱなどを探すという方法がありましたが
恐ろしく高いですし、ベルファストのデパートには日系の化粧品メーカーは出店していませんでした。
ロンドンにならあるのですが。
ほとほと途方に暮れ、肌はどんどんぼろぼろになっていきましたが、
台湾人留学生にきいてようやくゲットできた情報が
「ボディショップには化粧水がある」。
そこで急いで購入してみると・・・ピンクのビタミンEシリーズというものでしたが・・・
まぁまぁいけます!しかも安め!(日本よりずいぶん安い)
香りがきつかったですがかぶれはせず。
これで保湿力が足りないときは
赤いNatrulift Softening Tonerも使用していましたが、こちらは保湿力が高い代わりに刺激も強めです。
落ち着いて探すとロクシタンにも化粧水はあるようでしたが
高額で評判はあまりよくなかったので試しませんでした。
日本にいたときは無香料の低刺激のをつかっていて、やはりそのほうがいいので、
帰国時には無印の大容量の化粧水をスーツケースに入れて持って行き、
足りなくなるとボディショップを購入するパターンでした。
のちに、ボディショップで顔が赤くなるようになったときは、
日本のトゥヴェールから手作り手化粧水キットを取り寄せるようになりました。
化粧水自体を購入すると重くて送料が高いと思うのですが、
これなら「しっとり補充液」というグリセリンと保存料入りの
パウチを水でとかせば化粧水が完成します。
私は保湿剤のアミノ酸エッセンスやヒアルロン酸も足して
しっとり補充液一袋(グリセリンと保存料)
吸着型ヒアルロン酸原液HR-Z10ml
アミノ酸エッセンス5ml
水100ml
で普通肌用化粧水を作っていました。
ヒアルロン酸は効いているのか不明でしたが、アミノ酸エッセンスは効いていました。
アミノ酸エッセンスはこれ以上いれると保存しにくくなるらしいのでこの程度の量にしておき、
化粧水を手に取ったときに3滴ほど追加して
しっとり化粧水に変化させるといい感じでした。
トゥヴェールが海外発送してくれたのが本当に救いでしたが、やはり手作りするのは大変ですし、
届くまでに時間もかかります。
最近世界中で無印良品がMUJIとして出店しています。
ベルファストにはなかったので、私はダブリンやドイツなどを旅行するたびにMUJIに入っていましたが
基礎化粧品は見つかりませんでした。
法律などで難しいのでしょうが、ぜひ海外のMUJIにも基礎化粧品を置いて欲しいです。
3倍くらいの値段でもよいので・・・。
「化粧水」まして「無香料、低刺激」のものは海外には本当に少ないのです。
少なくとも現地の日本人に、需要があると思います!