イギリスから日本への一時帰国時の携帯電話

日本への一時帰国時に持てる移動通信手段には以下のようなものがあります。

1.Softbankのプリペイド携帯:2か月3000円~と安い。通話とメールOK。ネット☓。
2.レンタル携帯:高額。スマートフォンもあり。
3.Wi-Fiルータ+データ通信カード+Wi-Fi対応デバイス:ネット○。通話☓。
4.スマートフォン+データ通信カード:1ヶ月3100円~。ネット○。通話☓。
(番外編)イギリスの携帯電話を海外モードで使う

4で通話付きのSIMカードを使う方法もありますが、基本的に長期契約用のカードしかありませんでした。したがって、通話したいなら1か2です。私は必要に応じて1か4にしています。

過去の履歴
●2010年:1. Softbankプリペイド携帯を使用:他の方法を知りませんでした。

●2011年:4. スマートフォン+データ通信カードを使用:私が携帯を使うのは東京に行くときなので、乗り換え案内や地図アプリを使いたかったのです。メールがあれば電話はいらいなように感じました。通話機能はあるにこしたことはないですが、なくてもそこまで困りませんでした。ただ、家族は「(家族から)すぐに連絡が取れない」ことが不満だったようです。

●2012年:1. Softbankプリペイド携帯を使用:家族が入院していて電話を受ける必要がありました。乗り換え案内は事前によく調べてプリントアウトすることで対応。入院のことがなければ4のスマートフォン+データ通信カード(ネット、メールのみ)の方が便利でした。ただ、プリペイド携帯はデータ通信カードの半額。これは大きいです。

1+4だと一番ストレスがないのですが、1か月4500円ほどになってしまいます。待ち合わせのときくらいにしか使わないのでちょっと高いかなと。
各方法について、体験も交えて書いておきます。

1. Softbank(ソフトバンク)のプリペイド携帯(プリモバイル)

2010年に使用しました。プリペイド携帯は今はSoftbank以外の携帯電話会社では扱われていないようです。Softbankショップで本体とプリペイドカード(3000円)を購入し、カードを本体に登録して使用します。最初はSoftbankショップで携帯をアクティベーションをしてもらう必要があります。

通話した分の料金は登録したカードから引かれます。通話料金自体は高めですが、受信専用だったので余ってしまいました。余っても、使用開始から2か月経過すると使えなくなります。3000円を使いきったり、2か月以上経過したりしてしまった場合は、カードを追加購入すれば使えるようになります。カードはコンビニでも買えます。

メール(XXX@softbank.ne.jp)はプリペイド分から300円分払えば、1か月無料で使い放題です。

ネットができないのがネックです。また、本体は当時は2種類から選べましたが、私が購入したのは7500円くらいだったと思います。今思えば、 白ロム中古品を買った方が安かったのかもしれません。ただ、いずれにしても一度Softbankに行ってアクティベーションしてもらわないと使えるようになりません。

一度アクティベーションしても1年後に帰ったときは未登録状態に戻っているので、帰国時は再アクティベーションしてもらう必要があります。アクティベーションは無料。また、取得したメールアドレスも無効になっているので再度別のものを取得する必要があります(同じ物を取ろうしとしたら無理でした)。

2. レンタル携帯
かなり前に海外旅行で使ったことはあるのですが、高い上に充電器が大きくて難儀したような記憶があります。そのときは契約に手間がかかり、本体を壊してしまったときに払う料金が高額でドキドキものでした。また最後に空港で返却するのも面倒だと思いました。

3. Wi-Fiルータ+データ通信カード+Wi-Fi対応デバイス(iPod touchなど)
2010年の経験から、2011年は電話ができなくてもネットができた方がよいと思ったので、はじめはこの方法を考えました。Huawei E586 Wi-Fi ルーターは8000円台で売られていますし、iPod touchはすでに持っています。ただ、Amazonで「Huawei」を検索していたところ、Huaweiのテザリング機能付きのスマートフォン1万~1万5000円で売られていたので、それならばいっそスマートフォンに、と思ってしまいました。

4. スマートフォン+データ通信カード
日本通信 bモバイル 3G・4G 1GB定額(有効期間30日)標準SIMパッケージ[BM-FRML-1GB]
今年はdocomoのスマートフォンF-12Cの中古白ロム 2万3000円で購入し、データ通信専用SIMカード(30日有効のb-mobile 1GB定額、初回のみ3480円。チャージは30日1GB3100円)と組み合わせて使用しました。SIMカードはAmazonから買えます(日本通信 bモバイル 3G・4G 1GB定額(有効期間30日)標準SIMパッケージ[BM-FRML-1GB])。

インターネットは1GBまで使用でき、Gmailなども閲覧できますが、通話はできません。ただ、Skypeは「一応」という感じですが使えるので、発信だけならできます。私はGmailは週数回レベルで利用、インターネットは週に数回乗り換え案内を調べる程度、Skypeは月に数回使いましたが、1か月以内に1GB使い切ることはなかったです。

b-mobileのSIMカードは FOMA回線を利用しているので、docomoのスマートフォンはSIMフリーにしなくても使えましたが、せっかくなのでドコモショップに持って行き、 SIMフリーにしました。ドコモショップでは「SIMフリーにすると今使っているSIMカードは使えなくなると思いますよ」と言われましたが、SIMフ リー後も問題なく使えています。基本的に携帯ショップの店員さんは例外的な使用方法についてはよく知らないようです。

テザリング(携帯電話等からWi-Fi電波を出して、近くのWi-Fi対応機器がWi-Fiを使えるようにする機能)が不要な方には関係のない話ですが、docomoの携帯電話はSIMフリーにするとテザリングができなくなりますが、F-12Cだけはおそら くバグのためにテザリングができます。これがF-12Cを購入した理由なのですが、このおかげで出先でもiPod touchをネットに接続できるようになりました。アップデートではこのバグが修正されているという噂を聞いたので、アップデートはしていません。

(番外編)イギリスの携帯電話を海外モードで使う
海外ローミングになるのでとても割高ですが(1分1ポンド45ペンス=約230円!)、Pay as you go(プリペイド)プランなら、使いすぎても入金した分がなくなるだけです。普段はスマートフォン+データ通信カードで、緊急時だけ電話、ということであれば、わざわざそのためだけにSoftbankプリペイド携帯を買わなくても、イギリスの携帯電話を使うのもありだなと思いました(1500円で6分ぐらい話せる)。

ただ電話の受信にもお金がかかりますし、かけた人にはそれこそ莫大な料金がかかると思われるので(以前ロンドンの空港で、日本のクレジットカードを使ってイギリスの携帯電話に電話したところ、国際電話扱いになったようで、5分程度の通話で3000円くらいかかっていました)、人に番号は教えられません。かける方専用になります。

OrangeのPay as you goの日本滞在時の国際ローミング料金(プランはどれでも同じ。 2012年調べ)

1ポンド45ペンス /分(電話)
49ペンス /SMS(携帯メール)1通送信
0ペンス /SMS(携帯メール)1通受信<ーメールの受信は無料
8ポンド /インターネット1MB<-実用的ではない
90ペンス /分(電話受信)<-電話の受信にもかかる!高い!注意

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す