お土産の習慣の違い~日本とベルファストと台湾と

次の記事でベルファストのおすすめのお土産&買える店をご紹介しようと思いますがその前に
ベルファストでのお土産事情の話を。

私たちは日本に一時帰国してベルファストに帰るたびに、友達、大家さん、お世話になっている方などに日本らしいちょっとした手土産 (柿の葉茶、おせんべい、ちりめんグッズなど)を持ってくるのですが、ベルファストの方はお土産のやり取りというのはあまりしないような気がします。私はベルファストでは、旅行などのおみやげをもらったことがありません。「配る系のお土産」など皆無ではないでしょうか。

ブログでたまたま見つけたのですが、オランダもそうだという話です。アメリカ在住歴が長い日本人によるマナー本には、欧米では人にお呼ばれしたときはワインの1本は持って行かないといけないと書いてありました。ベルファストではどうでしょうか。あまり経験がないのでわかりませんが、お菓子を持っていくのはよくあります。南アイルランド出身者の集まりのときは持ち寄りで、みんな自分の分しか持ってきませんでした。

年齢などもあるかと思いますが、ベルファストに留学中の20歳前後の中国人や香港の方に「今度日本に一時帰国するんだ」というと、口々に「日本のおみやげをよろしくね!」と言われました。中国にはおみやげの習慣があるのでしょう。

また、お返しですが、ベルファストの方からはもらわないので気楽です。台湾の方々はなにかというといろいろくれるような気がします。台湾に行ったときは、おみやげを渡すたびに必ずプレゼントが返ってきて、しかもそれが割と高額でした。

日本でも1000〜2000円のものは何も考えずにぽんとあげ、ちょっと深めにお世話になると3000〜 5000円の贈答品も贈ると思います。もちろん、「いいものだから食べてほしい、使ってほしい」という純粋な気持ちもあるのですが、高くなってくると印的な意味合いも入ってくるので、包装やらブランドやらに気を使うわけです。しかし、完全な推測ですが、ベルファストにはそういう習慣がないので、そんなに高いものをあげてもわかってくれないのではないかと思っています。

以前日本の方が日本の個装の銘菓( 130円くらいのもの)を2〜3個ずつベルファストの方や留学生の方10人くらいに配りました。私は「うわーこれ高いよねー」と思っておしいただいたのですが、他の方々は「あ、サンキュー」と軽く受け取って「まぁおいしいね」と気軽にむしゃむしゃ食べていました。テスコのケーキくらいの値段するんだけどな・・・いや、これは単に私が貧乏性すぎですかね・・・。私は自宅で緑茶といっしょにちびちびいただきました。

面倒でなくてよいのですが、若干さびしかったり。複雑です。

ちなみに台湾の方へのお土産では、特に女性にはちりめんの日本らしいお財布などが好評で(楽天でちりめんグッズ福袋を買ってきて適当に配りました)、キャーキャー言われました。気合を入れて持っていった福砂屋の五三焼きカステラより全然反応がよかったのはうれしいような悲しいような。

ベルファストの方はちりめんグッズでもデパートのおせんべいでも柿の葉茶でも反応は同じでした。どなたもスマートに受け取って、あとから「おいしくいただきました」とメールをくれるという形です。今のところものすごく喜ばれたものはありません。何がいいのでしょうね。

南アイルランドの方にちりめんの財布を夫婦用のつもりで2個さしだしたときだけは、「おぉ!うれしい!ありがとう。でも2個いらない。1個でいい。この1個は妻にあげる」と言われたので、ほしくないんだなぁと思いました。ただ、この方の出身は複雑で、お父さんは●人、お母さんは△人、自分は■で生まれて亡命して▲で幼少時代を過ごし、今はアイルランドにいる、という方なので、アイルランド人というわけではありません。

ところで今回の記事でこのブログ100件目の記事になります~!
祝!

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す