かもめ食堂、スーパーFROIZ、ポルトのレストランArroz de forno、ドウロ地方のワイン


タコで苦しんでいた頃、日本の後輩からメールが。なんと今リスボンに旅行にきていてこれからポルトに行くと。会わない手はありません。彼は日本、私はベルファストに住んでいるのに、まさかポルトで再会することになるとは思いませんでした。
リスボンからポルトへの電車ではWi-Fiが使えたらしく、翌日も無事連絡がつきました。
私たちはこの日はちょうど「だらだら日」で1日中家にいました。夕方18時に外に出てスーパーFROIZに寄ります。
「diese」のブラックチョコレートと「HORNIMAN’S」の緑茶(ミント入り)と紅茶。HORNIMAN’Sはスペインの会社のようです。ヨーロッパの緑茶って必ずフレーバーが付いていてまずいのですが、アクシスホテルで飲んだミント入りの緑茶がおいしかったので今回は自発的に買ってみました。しかしそこまでおいしくはなく。紅茶はまぁまぁ。チョコレートはパリっと薄く美味しかったです。クランベリーが入っているということですがよくわかりませんでした。

スーパーを出たところだったと思いますが、カフェでかもめが食事中でした。これが本当の「かもめ食堂」でしょうか。


誇らしげ。

映画「かもめ食堂」。

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サンベント駅近くのカフェに入り、待ち合わせ時間になるのを待ちます。パシュテルデナタと、パシュテルデナタに似たものを注文。パシュテルでナタの方がおいしかったです。

またかもめ。

19時にサンベント駅ですんなり後輩&後輩の彼女に会えましたが、ここからが大変。私たちはここまで行き当たりばったりでレストランを選んでいたのですが、一度もおいしいレストランに当たりませんでした。そこで今回はちゃんと調べて、トリップアドバイザーで1位だった川岸のODE Porto Wine Houseに行ったのですが・・・
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g189180-d2090245-Reviews-ODE_Porto_Wine_House-Porto_Porto_District_Northern_Portugal.html
人気過ぎて数日先まで予約でいっぱいでした。周囲のめぼしいレストランも満席です。
しかたがないのでまた川岸から町中心部に戻る途中でよさそうなレストランを見つけたのですが、ここももういっぱい。あとから思うと地球の歩き方にのっていた「Solar do patio」http://www.solardopatio.com/だったような気もするのですがわかりません。黄色いお店でした。
そのお店に勧められたレストランに行くと、レストランというよりバー。「今日はサッカーの試合が見られるよ」とポルトガルにしては珍しくぐいぐい客引きをしてきますが、サッカーに興味はないのでやめました。よく考えるとこのとき夫がきていた服がサッカーのジャージでした。
駅で後輩に会ってから1時間くらいたったところで雰囲気のよさそうなお店を発見。中が洞窟っぽいというか岩でできたブロックでできていて、少なくとも内装を楽しめそうだったので入りました。
Arroz de forno
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g189180-d3598775-Reviews-Arroz_de_Forno-Porto_Porto_District_Northern_Portugal.html
外観はこのブログに載っています。
http://shortripporto.blog99.fc2.com/blog-entry-34.html
これが、ポルトガルに来てはじめての「あたり」レストラン!
店員さんは英語を話すことができ、親切で、食べ物もどれもおいしかったです。メニューには英語だけでなくフランス語があります。後輩だけフランス語メニューを渡され困惑していました。
私はタラ料理の中で店員さんが一番オススメしてくれた料理にしました。タラもオリーブオイルでシンプルに調理されていておいしかったのですが、じゃがいもが最高でした。潰れているからpunched potatoというそうな。ハーフサイズでしたが結構なボリュームでした。

後輩はタラ料理の違うバージョン。おいしいがソースが油っこいと言っていたとおもいます。

レシートの「Bac. J. Por」と「Ze Do Pipo」がタラ料理だったはずですが、どちらがどれだったかは忘れました。どちらも12ユーロ。
夫のはメニューでイチオシされていた羊のステーキ。米も付いています。14ユーロ。夫は「羊が苦手な人は無理だと思うがおいしい」と言っていました。


後輩の彼女さんは「Bife Portuguesa」ポルトガル風ビーフステーキですかね。おいしかったそうです。彼女は「じゃがいももおいしい。ヨーロッパはじゃがいもがおいしい気がする」と言っていました。10.5ユーロ。

あとはワインが最高でした!ドウロ地方の赤のハーフを適当に見繕ってもらい、足りなかったのでさらにもう1本ハーフを選んでもらったのですが、レシートを見ると「Monsaraz」「Esteva」と書いてあります。頼んだ順番通りに書いてあるのであれば「Monsaraz」が非常においしかったです。これがおいしすぎたせいで2本目はちょっと物足りなかった。
次にこのお店に行ったときにレシートを見せて「どっちかがおいしかったのだが」と聞いたら「Estevaだと思う」と言われましたが、このとき頼んだEstevaにはそこまで感動せず。やはりMonserazがおいしい方だったのかなと思いましたが真相はわかりません。

とにかくMonsarazが5ユーロ、Estevaが4.5ですから驚異的な安さです。
これでしょうか。
Monsaraz
http://www.w-harimaya.co.jp/6_102.html
Esteva
http://www.geocities.jp/rutaroja/food/vino01.html
Estevaはほかのお店でも見ました。
しかしポルトガルで飲んだドウロ地方の赤ワインはどれもこれもおいしくて安かったです。最初はポルトワインやヴィーニョ・ヴェルデのことばかり頭にありましたが、レストランで勧められるのはたいていドウロ地方の赤ワイン。ポルトガルのワインなんて日本であまり聞かないのにこんなにおいしいとは。
下のページにある一説によれば、ポルトガルのワインが日本に入ってこないのは、ポルトガル人が全部のんでしまうからとか・・・。

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とにかくレストランの食事とワインがおいしかったせいか、ダブルデート(?)は大変盛り上がりました。ちなみにこのレストランはもともとはフレンチの店でミシュランに載っているとか何とか店員さんが言っていましたがよくわかりませんでした。トリップアドバイザーにぜひレビューを書いてほしいらしいです。
味はシンプルすぎるきらいはありますがどれもおいしく、雰囲気もよくて安い。ポルトで一番おいしかった食べ物は海岸のレストランで出てきた酢をかけただけのシンプルな貝なのですが、コスパや味のバランスを考えるとArroz de portoがポルトの中で一番だったとおもいます。
デザートはポルトワインをかけて食べるプリン3.5ユーロにしましたが、ポルトワインはかけるのがもったいなくて結局ほとんど直接飲んでしまいました・・・。プリンはポルトガル特有の固いプリンで、好みではありません。

あとで行ったときにおすすめを聞いたらレモンタルトだそうです。私はお腹いっぱいだからスイーツを頼まない、といい、夫だけ頼んだのですが、店員さんが「おなかいっぱいでも、ぜひ彼女も試すべきだ」と私の分までフォークを持ってきました。よほどおすすめなのでしょう。確かにとてもおいしかったです。迷ったらこれにしましょう。

Taylor’sのポルトワイン(赤、Reserva)も別に頼みましたがこれは1杯6.5ユーロです。おいしかったですが、私はOffleyで試飲したポルトワインの方が好きでした。
ちなみにOffleyは日本(楽天)ではあまり売られていませんでしたが、

Taylor’sは結構ありました。

 
帰りに見た建物。なんだろう。


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