ポルトの人の優しさと恐怖のタコ料理と美しい夜景


ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアのワインセラーでポルトワインを4杯も飲んだせいかトイレが近くなっており、ケーブルカーが到着するとかなり厳しい状況になってきました。魔女の宅急便の橋「ドン・ルイス1世橋」がとても長く感じました。
橋を渡り終わるとすぐの小さい商店兼カフェのようなところに飛び込んで1ユーロを見せて「トイレを使わせてもらえませんか?」というと、太ったおばさんが「お金などいらない」という手振りをしてトイレを指し示してくれました。このときほど人の優しさが身にしみたことはありません。
断られたのにお金を置いていくのは感じが悪いと思ったので、この店ではとんがりコーンのような1ユーロのスナックを買いました。

味が濃くてとてもおいしかったです。数ヶ月前に日本でとんがりコーンを数年ぶりに食べて「味が落ちている」と感じたのですが、ポルトガルのとんがりコーンはその最近のとんがりコーンよりおいしかったような?

ところでポルトガルはレストランが夜遅くまでやっていて24時まで開いていることもざらなのですが、代わりに開店時間が遅かったりします。ポルトワイン地区を出たのが18時くらいだったと思いますが、レストランが、あだあまり開いていません。
やっと見つけたのがこのローカルなレストラン。
Churrasqueira Do Infante
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g189180-d2281252-Reviews-Churrasqueira_Do_Infante-Porto_Porto_District_Northern_Portugal.html
英語は通じませんが、英語メニューはありました。夫はBife Boi Gralhado(ビーフステーキ?)を注文。固くてあまりおいしくありません。

ワインセラーOffleyから一緒のドイツ人はPeixe Espada Grelhadoという魚料理を注文し、おいしいと言っていました。私はFiletes de Polve(揚げタコ)のハーフサイズを注文したところ大量のリゾットまで付いて来ました。

はじめてのポルトガルっぽい海鮮料理でテンションがあがりましたが、タコを口に含むと馬糞の匂いが・・・。あまりに臭くて食べられたものでないのですが、食べ方がおかしいのかと思いリゾットに混ぜたりレモンをかけたり。どうやらレモンをかけるとましになるようでしたが半分も食べられませんでした。
食べ終わるとすぐに気持ち悪くなりましたが、昼からたくさん食べたり飲んだりしているのでそのせいだと思っていました。
ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン。特産の微発泡酒)のハーフボトル(2.3ユーロ!)も注文したのですが、こちらもあまりおいしくなく、ほとんど飲めません。ちなみにヴィーニョ・ヴェルデは2回連続でおいしくなかったので、この後一度も飲みませんでした。次にポルトガルに行ったときはもっといろいろ飲んでみたいです。
さて、このレストランのお会計は3人で35ユーロと激安でした。
店を出ると、ドイツ人が「海辺がライトアップされているらしい」というので海辺へGO。
たしかにキレイ。

サンデマンが見えます。

海辺のくじらマークのレストランが気になります。ポルトガル人はくじらを食べるのでしょうか?

階段をのぼり海辺から町中心部へ移動します。ポルトは階段ばかりで疲れます。私は具合が悪かったのでぜいぜいハーハー。

街はどこも明るいです。



ドイツ人はマトジニョスのホテルに帰るのでAliados駅からメトロに乗りました。
私たちはスーパーFROIZに寄った後、アパートメントへ(スーパーで買ったものについては次の記事に書きます)。
さてアパートメントに帰ってからが大変でした。多分1時間ぐらい具合が悪く、オレンジジュースを飲んでさらに悪化。何かの拍子に我慢できないほどの吐き気がきて、しばらくトイレにこもることになりました。
ところが終了してもスッキリしません。完全に出てくれなかったようです。
次の波ですっきりしましたが、それまでが結構長かったので辛かったです。もちろんお腹もピーピーでした。
よく考えると、ポルトガル人に「休みの日の翌日は海鮮を食べてはいけない」と言われました。新鮮でないのだとか。この日は月曜日だったので海鮮を食べてはいけなかったのです。よく考えれば馬糞の匂いがするタコなんておかしいですし。絶対にタコのせいとは言い切れないのですが、いくらなんでも吐くほどの暴飲暴食はしていないので、私だけが食べた何かのせいである可能性は高いです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す